教えることで自分の理解が深まることを実感する2年生。優しく、そして分かりやすく授業してくれる先輩に憧れを感じる1年生。この活動は今年で4年目になりますが、探究コースの先輩と後輩が、この学びを通して自らの探究型学習での理解を深め、互いの心の交流を深めることができた貴重な機会でした。今年度は、フラワー長井線の運休により急な日程変更になりましたが、生徒たちの柔軟な対応で無事実施することができました。
生物の授業では、手についている菌を採取し寒天培養する実験に挑戦。1年生からは「どんな結果が出るかワクワクしています」「来年の課題研究につながる授業でした」などの感想が見られるなど、科学の楽しさを味わうことができる授業になりました。

物理の授業では、ボールとペンを使った実験や動画を用いるなど、より深く理解してもらう工夫を凝らしています。「ここまでわかった?」など1年生に何度も確認をとりながら、温かい雰囲気を作ってくれたこともあり、1年生はとてもリラックスして授業を受けています。

数学は、今年も東大の入試問題に挑戦。1年生は、今ある知識と発想力で東大の問題が解けることに驚きながら、先輩の解説を集中して聞いています。机間巡視をしながら一人一人のペースに合わせて丁寧に教えてくれました。


英語の授業は、オールイングリッシュに挑戦。ミニゲームやペアワークなどを通して、楽しく単語を習得できるように工夫しています。1年生からは「明るい雰囲気で、とても楽しく授業を受けることができた」という感想が多くみられました。


歴史総合の授業では、手作りのスライドを使ったり、クイズや寸劇などを盛り込んだりしながら、歴史に興味を持ってもらえるような工夫しています。「思っていた何百倍も面白く、とても楽しかった」と1年生にも大好評でした。


国語の授業では、短い時間でも楽しめるように恋の短歌や和歌を題材にし、1年生とのコミュニケーションを大事にしながら進めてくれました。2年生が出したヒントをもとに1年生が少しずつ考えを深めていく流れで、和やかで楽しい授業になりました。最後には、本校図書室にある関連書籍も紹介してくれたので、1年生もぜひ読んでみたいと刺激を受けていたようです。

