来賓の皆様をはじめ、３００名以上もの保護者の皆様、在校生（２年）が参列し、数年ぶりにコロナ禍以前に近い規模で卒業生の門出を祝いました。卒業生代表の答辞には、支えてくれた多くの人への感謝の気持ちが込められ、高校生活への想いがあふれる感動的な卒業式となりました。

１年次生が、力強くも優しいピアノの音色と、シンガーソングライター南壽あさ子さんの透明感あふれる歌声と芯のとおったメッセージに耳を傾けました。「平和の種」が静かに着実に、生徒一人ひとりの心に植えられたようでした。

夕方には、一般の方を対象としたライブ・コンサートが開催され、地域の方や同窓生、学校関係者など80名を超える方々が参加してくださいました。本校の講堂で驚くほど共鳴するピアノの音と歌声に、平和への思いを強くしました。

原爆が投下されて78年という時を超えて、平和への祈りをつむぐ大きな「輪」を描くことができた貴重な時間となりました。この祈りが世界に届くことを心から願います。

４日間とも好天に恵まれ、暖かな気候の中で過ごすことができました。宮島のフェリーや神秘的な厳島神社を堪能し、広島平和記念公園では千羽鶴を献鶴し、平和を祈りました。奈良・京都では古の文化に触れ、また自主研修では着物を着て神社を巡ったり、お土産を買ったりと満喫しました。

このピアノは、大正時代の長井高等女学校から受け継がれ、平成になり完全修復され、100年もの長い間にわたり愛され大切にされています。

これまでは音楽準備室に保管していたピアノですが、これからは、生徒の身近なところで日々の授業や音楽活動でも利用できるよう音楽室に設置されました。スタインウェイ社製の貴重なピアノが自由に使えるのはとても稀なことです。本校だけでなく地域の宝でもあるこのピアノは、これからも多くの生徒や同窓生、地域の皆様から見守られ、温かく美しい音色を奏で続けます。

当日は、好天に恵まれ移動も順調で、希望する５コースに分かれ、山形市、米沢市、飯豊町にある大学や専門学校等での研修を深めることが出来ました。

それに伴い、僕たち長井高校生は「参加者、来場者全員が楽しめる長高祭にする」をモットーとし今年の長高祭を迎えました。

僕たちの学年は調理や接客など初めてのことも多かったのですが、そんな中で来てくれた皆さんをどう楽しませるか考え、そして実行できたと思います。

今年の演目はニューヨークスクエアジャズコンサートです。本場の生バンドをジャズの歴史や背景の説明を聞きながら多くの生徒が初めてジャズの生バンドを聴く体験をしました。

終盤には特別に校歌をジャズでアレンジしていただき、会場が一体となってスイングしながら歌い踊りました。ニューヨークジャズバンドの皆さん、ひと夏の思い出をありがとうございました。

カラフルなクラスTシャツを着用し、バスケットボール、バドミントン、サッカー、大縄跳びの４競技でクラスの団結を発揮しました。

数年ぶりに体育館やグラウンドに大きな声援が響きわたり、白熱したプレーの連続に全校一丸となり盛り上がりました。

引き続き行われた記念講演では、卒業３０年目の本校OB代表から、「チャンスやラッキーは誰にでも訪れる。それを掴み取るかはみんな次第」と、後輩に向けた熱いメッセージをいただきました。

青空の下で昼食をとり、行事を通してクラスの親睦と団結が深まりました。

森林公園から、階段、鳥居をくぐり、一歩一歩登っていきます。途中、美しい長井の田園風景、新緑のブナの林、かわいらしい花々を励みに何とか登りました。

ガイドさんに教えてもらった、見つければ幸運の、5枚葉、６枚葉のツクバネソウにお目にかかることも出来ました。最後まで元気な人、足がガクガクの人、様々でしたが登り切り、達成感・充実感に満たされた登山となりました。

読書の意義や図書館の使い方について説明をうけた生徒は、4万冊以上もある蔵書の中から興味のある本を探し出しスムーズに貸出手続を行いました。２、３年次は、課題研究や進路学習でも図書館を活用して情報収集を行っています。

メンタルヘルスに関する全校生を対象とした講話は約十年ぶりとなります。

思春期特有の脳の特徴をふまえ、依存リスクとその対策について、多種多様なセーフティーネットをつくることの意義や、脳を整えるための睡眠や食事の大切さについて考える機会となりました。