厳しい冬も終わり、春の暖かさが、駆け足で戻ってきました。
本校においても、4月7日(水)に175名の新1年生を迎え入れました。
前途を祝福するかのような暖かな春の陽気に恵まれたこの日、校内には満開の桜も見られる中、今年度の入学式を無事に挙行致しました。
新入生を迎え入れるにあたり、青栁敦子校長からは、校訓「萬物備乎我」、さらには本校校歌の一節「天に北斗の光あり、地上に花の香ある」に言及しながら、良質なコミュニケーション能力、協同する力、批判的思考力、探究的創造力を身につけて、その力を地域のみならず広くグローバルな社会で発揮する人材となるよう激励の言葉がありました。
また、生徒会長澤田明喜君からは、アラブのことわざ「4つのものは帰ってこない。それらは、口から出た言葉、放たれた矢、過去の生活、そして、失った機会である」を引用しながら、人生においては選択と決断が不可避ではあるが、保守的になることなく、機会を貪欲に探って欲しい。また、「過去の生活」の善し悪しを決めるのは、「これからの生活」であるという熱いメッセージが伝えられました。
それに応え、新入生代表髙橋未来君から、現在の困難な社会状況の中で、様々な人々から受けた支えのありがたさを忘れずに、学校生活を送れることへの感謝を行動で表しながら、仲間とお互いを高め合い、心身を成長させ、自分の可能性を最大限に引き出していきたいという決意が表されました。
厳かながらも温かみのある入学式を終え、今日も長井高校の生徒たちは、未来へ向かって元気な学校生活を送っております。